中古マンションの管理状況の確認方法は?3つの書類について解説
中古マンションを購入する際は、どんなに部屋が気に入っても共有部分の清潔感や設備の劣化具合の確認が必要です。
劣化が進んでいたり清潔感がなかったりすると、生活の質が下がるだけではなく、高額な修繕費を請求される可能性があります。
本記事では、中古マンションの管理状況の確認方法を重要事項調査報告書、修繕履歴、議事録に分けて解説します。
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重要事項調査報告書による中古マンションの管理状況の確認方法
重要事項調査報告書とは、管理体制・今後の計画・運営方法・規約などが確認できるマンションの説明書のようなもので、確認方法は仲介会社を通します。
管理会社が作成したものを仲介会社から取得できますが、取得費用が発生するため内覧の段階で取得しない業者も多いです。
そのため中古マンションを購入する前に、自ら不動産会社の担当者へ書類取得をお願いすると良いです。
そして記載事項は多数ありますが、主なチェックポイントとして管理費と修繕積立金の滞納・大規模修繕工事の積立状況・専用部分の使用制限を抑えておけば良いでしょう。
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修繕履歴による中古マンションの管理状況の確認方法
修繕履歴は、過去にどのような修繕をいつ実施したのかを記録しているもので、物件の劣化度合いや将来的な修繕の必要性を判断できます。
管理状況の良し悪しの確認方法として、修繕工事の状況・修繕積立金・長期修繕計画書の内容を確認するようにしましょう。
修繕積立金は十分に合っても修繕履歴があまりない場合、修繕のための準備段階で住民から工事を拒否されるなどトラブルを抱えている可能性があります。
一方で工事はされているものの修繕積立金がたまっていない場合、建物維持管理や管理組合の財務状況が悪い可能性があります。
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議事録による中古マンションの確認方法
議事録は、管理組合でのやりとりが細かく記載されているため、過去のトラブル事例や隠れた実情を把握するために便利です。
過去に大きな住民トラブルがあったとしても、課題と取り組みを徹底していれば安心できます。
一方で管理組合によっては理事会を開催していないケースもあり、書面上はトラブルの報告がされていなくても住民は我慢している可能性があるため注意が必要です。
区分所有法によって議事録は利害関係人に閲覧させなければらない条件になっているため、事前に不動産会社を通して見せてもらいましょう。
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まとめ
中古マンションを購入する際は、物件自体に問題を抱えている可能性がないかどうかを判断する指標として、管理状況を確認するのが賢明です。
物件の状態を把握できる書類は多数ありますが、基本的にはどれくらいの頻度で修繕工事がされていて過去にあったトラブルはどんなものかを見ておくと良いです。
そして購入希望者であれば物件の内部事情が記載された資料も閲覧する権利があるため、必要に応じて不動産会社に用意してもらいましょう。
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